あれこれのよかよか

対人恐怖症になってしまうと、一般的に社会生活に支障をきたしてしまいます。
しかし、対人恐怖症になったとしても、仕事をしなければ毎日の生活を支えることができない人が多いでしょう。
仕事では、どうしてもコミュニケーションが要求されるので、対人恐怖症はある意味致命的です。
会社の仕事は人間関係が大きく影響することから、そのことで悩んで対人恐怖症になる人も少なくありません。
また、仕事が終わってからの付き合いも、職場によってはかなり濃密で多いところもあり、それが苦痛で対人恐怖症になる人もいます。
そして、会社によっては業務時間外におこなわれるイベントや行事、社員旅行などもあり、対人恐怖症にとってはこれらが何より苦痛となってしまいます。

対人恐怖症と仕事というのは、大きな相関関係があることがよくわかります。
正社員と比較して、派遣社員は仕事の精度が求められる場合が多いので、対人恐怖症の人にとっては少し負担が少ないかもしれません。
職場内でのコミュニケーションよりも、仕事内容や成果に重きが置かれ、会社での付き合いやイベントなどに関わる機会も少ないからです。
年中行事や社員旅行にも関与しないことが多いので、対人恐怖症の人の仕事として派遣の仕事はふさわしいかもしれません。
また、アルバイトもしっかりと仕事をこなしていればいいので、対人恐怖症の人向けと言えます。
もちろん口うるさい人もいるでしょうが、仕事を優先してしっかりとやればいいので、対人恐怖症の人にはアルバイトや派遣の仕事がおすすめです。

対人恐怖症の人の仕事としてあまりおすすめできないのがSOHOです。
これは一見対人恐怖症に向いていると感じられますが、実は一番困難と言っていいかもしれません。
なぜかというと、SOHOの仕事は実力勝負の世界で、自分一人で仕事を取ってこれる営業力やコミュニケーション能力が必要になるからで、対人恐怖症の人にとってはもっとも負担の多い仕事のひとつとも言えるのです（その仕事で生計を支えなければならない場合ですが）。

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